医療の安全性を高める5つのS

こんにちは、副院長の藤岡です。
この10年、医療の安全性は飛躍的に向上してきました。「ミスを起こさないように気をつけよう」という精神論ではなく、”To err is human”(人は誰でも間違える)ことを前提に、ミスが起きにくいシステムやチーム作りが研究され、現場に導入されてきました。

メディカルトピアでも、私が責任者を務める患者安全委員会を中心に、さまざまな活動を行っています。先日は、医療安全への取り組みで有名な上尾中央総合病院から高柳安全管理課長をお招きして、「5S活動」についての講義と現場でのご指導を頂きました。

医療安全の分野では、航空業界などの他業種から取り入れた活動が多くありますが、5S活動はその代表です。各職場で、整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つのSを徹底することで、業務の効率化や職員のモラルアップが期待されます。さらに医療の分野では、さまざまなミスを引き起こす危険因子を未然に排除する効果があります。

例えば不必要な物品は片付けてしまい、必要なものだけを、分かりやすい表示とともに、いつも同じ場所におくことを徹底する。これだけで間違えて使用するミスを減らすことができます。またきちんとした状態をキープすることは、業務を正確に行っている目安になります。

高柳課長の熱の入ったご指導に、多くの職員がおおいに心を動かされたようでした。一部の職場ではさっそく実践が始まっています。メディカルトピアではこれからも、何よりも大切な患者さんの安全をお守りするため、さまざまな活動を行っていきます。

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