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たかが弁当、されど弁当!! ~毎朝の弁当作りを通して考えること~

内視鏡看護科 谷田です。 私がほぼ毎日欠かさずにやっていること。 それは子供たちへの弁当作りです。 私には現在高3の娘と中学生の息子が二人いて毎朝3人分の弁当を作っています。 私の弁当作りにはモットーがあります。 手早く色よく、程よくぎっしりです。 私はおかずを朝作る派なので、手早く作ることは最優先です。朝布団の中でタイムスケジュールを考えて、起きたら一気に作りだします。そんなとき私の見方になってくれるのは圧力鍋と電子レンジです。頑張りすぎは体に悪いので、スーパーのお惣菜や冷凍食品も時々力を貸してくれます。便利な時代で本当にありがたいです。 見栄えに関しては、我が家の女子高生がうるさいので赤緑黄色が入るようにします。最近、黒が入ると弁当の雰囲気がびしっと締まるなあと気づき、昆布やのりなどをよく使うようになりました。特に厚焼き玉子にドライパックのヒジキを入れるのはおすすめです。 程よくぎっしりというのは、朝詰めた弁当が学校まで持ち運んでいくうちに偏ったりぐちゃぐちゃにならぬように、かといってギシギシに詰め込んだら食べにくい、という地味だけど意外と難しい技術です。お惣菜を詰めて菜箸でちょっと寄せて、厚焼き玉子がすっと収まる瞬間、それはまさに職人技です。うまくいった日は一人静かにガッツポーズです。 おいしかったよなんて気の利いたセリフはなかなか言ってもらえませんが、私の弁当作りの師匠小林カツ代さんも言っていた通り、カラのお弁当箱が台所に戻ってくるだけで合格、「あのおかずまた入れてね」なんて言われたら百点満点だと思って毎日作っています。 そんな弁当作りもはや六年、長女の弁当を作るのもあと数日となってきました。今日は娘の大学入試の日です。第一希望の学校なので気合を入れなきゃいかん!と、お弁当に何を入れようか散々悩みましたが、本人に聞いたらおにぎり二個でいいとあっけなく返されてしまいました。なので応援の気持ちをその二個にぎゅっと込めました。たらこ二割増しで。 たかが弁当。でもこの日々の積み重ねが子供たちの成長につながり、そのもっと先の未来につながっていってくれたら…と願っています。

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