月別アーカイブ: 7月 2014

決戦!ほめる野球vsヤジ野球

こんにちは、放射線技術科の佐藤と申します。 僕は少年野球のコーチをしています。下は小学校1年生から上は6年生まで、約30名の部員がいます。勝ったり負けたりで、最近は少し勝てるようになって来ました。この間、すごく小さい大会ですが、準優勝する事が出来ました。その試合では有りませんが、印象に残った試合を紹介します。 チームの名前は藤心ジャガーズ。当時のジャガーズはあまり強くなく、弱小チームでした。対する相手(以下:Bチーム)はそこそこ強くて、ジャガーズが勝てる自信はほとんど有りませんでした。Bチームの特徴は、言葉が悪いのですが、汚い試合をします。相手チームにヤジを飛ばすのです。 「相手のピッチャーしょぼいよ!」「ストライク入らないよ!」「バッター打てないよ!」などバンバン言ってきます。ジャガーズのコーチや父兄はもう頭に血が上っています。Bチームの戦略にまんまとはまってしまいました。ジャガーズの子供達も頭に来ていますが、決して言い返しません。それは鬼より怖い監督から、ヤジは禁止されているからです。 その代わりにジャガーズでは仲間を誉め、激励します。例えば、自分のチームのピッチャーが三振を取ると「バッターしょぼいよ」とは言わないで、「ナイスピッチング!」「今のボールいいねぇ!」、相手チームがエラーしても「ナイスバッティング!」「足早いねぇ!」など相手をけなさないで、味方を誉めます。「ほめる野球VSヤジ野球」の対決が始まりました。 ジャガーズは弱いけど伸び伸びと、Bチームは強いけどガチガチ。と言うのもBチームは仲間にも、エラーをすると貶します。Bチームはエラーしない様にするため、動きが悪くなっていました。試合内容はファーボールが多いし、エラーも多い、まさに泥試合になりました。 結果は8対7でジャガーズの勝ち。僕は「あんな汚い野球をやるから負けるんだ。」「ざまーみろ!」と思い、勝ったにも関わらず、あんまり良い気分ではありませんでした。その時、ジャガーズの一人の6年生が来て、 「コーチ。相手のチームは野球が楽しくなさそうで、かわいそうだ。」と言いました。この子は相手がかわいそうと思えるんだ。僕は「ざまーみろ!」と思った気持ちを恥じました。恐るべし6年生!!そして僕は聞きました。 「ジャガーズは楽しいか?」 「うん。楽しい!!」 僕はめちゃくちゃその子を誉めてあげました。そして初めてこの試合に勝って良かった、この子達の、ジャガーズの野球が勝って良かったと感じました。そして、相手チームも楽しい野球が出来ればいいなぁと思えました。 子供達は素直です。叱られると泣くしいじける、悔しくても泣く。バカにされれば、けんかもする。そして誉められたり、激励されるとすごく頑張る。僕は十分に大人だし、十分におっさんです。それでも小学生の子供達から教わることが多々有ります。がんばる姿を見ていると頭が下がります。恐るべし小学生!!

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あなたの仕事への取り組み方が分かります?!

こんにちは。入院看護科の貝沼と申します。 今日はみなさんに、簡単な心理テストを楽しんでいただこうと思います。 あなたの目の前に、筋肉モリモリの男性がいて綱引きをしています。 このロープの先には何があると思いますか?4つから選んで下さい。 1、 鳥 2、 車 3、 二匹の豚 4、 実のついた大木 みなさんいかがですか? このテストでは、綱引き=仕事での緊張感、つまりどれだけ仕事に対して向き合っているかが分かり、仕事を成功するための注意点が分かります。 1の鳥は自由を表すので、これを選んだ方は遊び始めると全く仕事が手につかなくなることがあります。遊びの前に、まずは仕事をすませましょう。 2の車など無機質なものは仕事を表します。これを選んだ方はいつも仕事に真面目に向き合い、堅実に仕事をこなします。 3の二匹の豚に引っ張られている状態は、現在のバランスの悪さを示します。もう一度全体を眺めてみた方がいいでしょう。 4の実のある大木は明るい未来の象徴です。これを選んだ方は、今後成功をつかむでしょう。 全く根拠のないお遊びですが、たまにこういう遊びをきっかけに自分の現状を見つめて、考えてみるのもいいと思います。

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パリでもらった聖火

ゲルハルトと大上先生の遺志を受け継ぐためにも、胃内手術を進化させ続けなければならない。症例数でも世界トップを維持しなければならない。そして日本だけでなく世界で評価されなければならない。 そんな思いを込めてパリで発表した単孔式胃内手術。舞台は第14回世界内視鏡外科学会。あっと言う間の15分だった。上々の出来栄えだった。会場の先生方の表情からもそれが伺える。単孔式内視鏡手術では世界をリードしている司会のGivanni Dapri教授からも具体的で専門的な質問を受け、的確に答えられた。大満足。これで意気揚々帰国できると思った。しかし世界はそう甘くなかった。 ミラノがんセンター病院外科教授、Antonello Forgioni。私が胃内手術を単孔式に進化させたのとは別の方向で進化させていた。何と胃内視鏡で見ながら、2㎜の鉗子2本で同じ手術をやってのけたのだ。 彼のビデオで私の心拍数は跳ね上がり、気が付くと手に汗を握っていた。やっぱり世界はでっかい。自惚れていた自分が恥ずかしい。パリで燃え上がった心の炎を、消えないように日本まで運んできた。まだまだこれからだ。 院長 金平 記

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