獏之浪語(9) アポストロフィひとつで

ジャン・ジャン・ジャンジャン ジャン・ジャン・ジャンジャン
(文字で書くと何が何だかさっぱりわかりませんね(笑))
何の音楽かわかります? (朝礼に出てきたほとんどの仲間が笑顔で大きくうなずいています)そうですね。ミッションインポッシブルです。この音楽、実は僕が小学校の時、すでにテレビで流れていたんですよ。(みんな、不思議そうな顔、、、、藤岡副院長が懐かしそうにうなずいている(笑))
藤岡副院長「当時はスパイ大作戦っていうタイトルだったよね。」

そうなんです。スパイ大作戦。「おはようフェルプス君、今回の君の使命は、、、云々云々、なおこのテープは自動的に消滅する」そして最後にテープレコーダからシューっと煙。1990年代の半ばだったかな。聞き覚えのある音楽がテレビから聞こえてきたから見たら、なんとトムクルーズ主演で、映画化。うぁ~ 懐かしいって感じでしたね。

ミッションインポッシブルの5作目~ローグネイション~、アリオの4階に見に行ってきましたよ。日曜の朝一番で。(なぜか笑い)
あのトムクルーズが飛行機にしがみついて飛ぶシーン。圧巻ですね。スタントなしでトムクルーズ自演だそうですね。

今日はミッションインポッシブルの英語を勉強しましょうか。ミッションってのは使命とか任務。ではインポッシブルは? だれかわかるひと。。。。。。うーん、みんな恥ずかしがっていますね。接頭辞のインは打消し、否定の意味。ポッシブルは「可能なとかできる」っていう意味です。ってことはインポッシブルは「不可能なとかできない」っていう意味。

そうするとこの映画のタイトルは「遂行不能な任務」っていう意味になりますね。ひどいですね。もともとできるはずのない任務を課すなんて。でもね、映画の中でトムクルーズは一言たりとも、インポッシブルっていう言葉を使わないんですね。どう考えてもインポッシブルな状況下でも、経験と知恵と瞬時の判断力と、そして勇気をもって乗り越えていく。かっこよすぎですね。困難を乗り越えていく姿に観客は魅了され、自分も不可能を可能にできる人間だったら、どんなに素晴らしいだろうな~って思うわけですよ。映画館を出るとき、何かめちゃ気持ちいいのは、そんな素晴らしい能力を疑似体験しているからなんでしょうか。 

実はね、東芝のパソコンの宣伝で、、、やまPが出てくるやつね、、、あれでもインポッシブルっていう言葉を使っています。一種の言葉遊びですが、「impossible? I’m possible!」 とやったのです。「不可能なの?いやいや私はできる。」ってなりますね。アポストロフィひとつつけるだけで、ネガティブな言葉を、ポジティブに変えちゃったんです。面白いですね。ナイキも昔同じ言葉遊びを宣伝で使いましたよね。ま、正確に言うと文法的には必ずしも正しくないんですが、、、、でもうまいこと遊びました。

この言葉遊び、もっと言うと最初にやったのはナイキでも東芝でもないんです。もっともっとずーーーーっと昔にオードリー・ヘップバーンがすでに表現していたのですよ。オードリーわかります?司会の渡辺さん、首を横に。そうかー。若い人は知らないんだな~。こないだオードリーの話題になったら、春日っていうお笑い芸人だと思っているひとがいました。(笑)オードリー・ヘップバーンとってもチャーミングなひとだったんですよ。ローマの休日とか、ティファニーで朝食をとか、、、大ヒット作でした。

オードリー・ヘップバーンは「Nothing is impossible. The word itself says I’m possible」と言ったのです。「できないことなんて何もない。できないっていう言葉自体が、私にはできるって言ってるんだもの」素晴らしいですね。そんなに昔からこの言葉遊びがあったのですね。

まだ暑くて今日なんかジメジメして不快指数が高いですが、トムクルーズのかっこよさを思い出してスカッとして気持で今週も過ごしたいですね。Impossible? I’m possible!!!!! っていう気持ちでね。

院長 金平永二 記載

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