りんごのマニュアル

こんにちは、事務次長の柿崎です。
今回はマニュアルについて考えてみました。

病院におけるマニュアルや手順書ってなんだろうか?
失敗しないための教科書とかみんなが標準的な仕事をするための決まりとか、そんな考えが頭をよぎります。

でも、マニュアルがあるからと言って失敗は完全にはなくならないし、すべてを標準化することは難しい・・・

例えば、保母さんが子どもたちにりんごを食べさせるという手順書があったとします。
その手順書には「ナイフで皮を剥いてカットして、フォークを添えてお皿に盛りつける。」と書かれています。

保母さんが手順書の通りにりんごを剥いて実際子どもたちに出したら「りんごでウサギさん作ってくれなきゃ嫌、たべない!」と言われる。

そうすると、皮を剥く工程をのかわりにうさぎさん作りの細工をすることになる。
これって、厳密に言うとマニュアル違反になるわけですが、誰も困らないし子どもたちは喜んでくれるし、りんごを食べさせる目的も達成している。
どうみても 善>悪 だと思いませんか?

マニュアルは、守るべきものであることに変わりはないけれど、目的を見失ったマニュアルはあまり意味がないし機能しないのでしょう。

先日、日本医療機能評価機構の審査を受けました。
受審に際して、メディカルトピアの考え方、自分たちの仕事の内容、その手順を記したたくさんの規定・マニュアルを作成しました。

これらを生きたものとして活用するために「守るだけのもの」ではないことや「達成すべき目的を意識する」ことを念頭に一歩先の運用を目指してスタートしたいと思います。

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