新型コロナウィルスと闘うための注意喚起と心構え(1)

メディカルトピアの仲間たちへ 新型コロナウィルスと闘うための注意喚起と心構え 
(第1報 2020年4月8日 随時更新)
院長 金平永二

2020年4月7日現在首都圏では、新型コロナウィルス感染拡大が継続し、医療環境全般に厳しい状況が続いています。メディカルトピア草加病院でも、いつどこから感染者が発生しても不思議ではない状況と思って日々行動すべき時期かと思います。医療の現場では、患者さんと私たちの距離、または仲間同士の距離を隔てることが困難な場合が多く、接触も不可避です。このような特殊な環境にあり、しかも社会の健康に貢献しなければならない立場にありますので、通常の職種より一層厳重な注意を払いながら職務を遂行しなければなりません。仲間がみな健康な状態でこの異常な時期を乗り切れたら、どんなにすばらしいことかと思っています。そしてわたしたちから患者さんへの感染も皆無のまま、終息へと向かっていければと念じています。この特別な時期にあって、新型コロナウィルスと闘い抜くために、ひとりひとりができることをすべてやり通す覚悟が必要です。自分が保菌者だと思って行動すべきとも思います。また、刻々と変わる情報を迅速にシェアし、不穏な誤情報に惑わされないように注意しなければなりません。以下に記す注意喚起と心構えを一読し、みんなで一緒に闘い抜くための「思い」を新たにしてください。何よりもみなさんの健康を祈っています。

1.出勤前の体温と症状をチェックしてください
職員は各自出勤前に体温を必ず計測し、37.5度以上の場合には出勤しないでください。また咳や強い倦怠感を自覚した場合も出勤しないでください。該当する職員については、すみやかに各部署の管理者または上司に報告してください。報告があった管理者は、別に示す新型コロナウィルス対策本部に連絡してください。なお、症状改善後、出勤可能か否かの判断は、各部署の上司または新型コロナウィルス対策本部に電話連絡し相談してください。職員とは、医療従事者・事務職・外部委託業者の方々やボランティア等、院内に出入りされるすべての業種の方々を含みます。

2.集合型会議・ミーティングの縮小と ソーシャルディスタンス(ひととの距離確保)の徹底
当院でもウェブ会議のシステムを導入し、運用ルールとマニュアルを整備の上2020年4月9日から運用を開始します。各種委員会、ミーティングなどは極力このウェブ会議システムを使用して行ってください。集合型が必要な場合、必要最低限のものに絞って開催してください。また開催する場合でも絶対必要な人員に限って招集してください。集合型で開催する場合、なるべく広いスペースを使用し、参加者の距離を極力2m以上に保持し、マスクを正しく着用してください。
3.研修会、講演会等、各種集合型イベント、懇親会などへの参加を禁止します
当面の間、研修会、講演会等、または職務に無関係であっても集合型のイベント、懇親会などへの参加を禁止します。研修会等の開催が院内で参加者が職員の場合は、開催について新型コロナ対策本部に相談したうえで慎重に検討し決定します。開催する場合は、感染予防対策(人数縮小、手指消毒、マスク着用、着座間隔を広くとる等)を徹底します。また外部で開催される会にどうしても参加が必要な場合は、必ず新型コロナ対策本部に相談し、参加の可否の判断を仰いでください。その際、該当する会の規模や感染対策の実情(参加者の距離、消毒薬の配置など)報告が必要になります。

4. 海外や国内の出張・旅行などに行かないでください
海外や国内の出張または個人的な旅行であっても、行かないようにお願いします。葬儀などで、長距離の移動が必要となる場合は、各部署の上司または新型コロナウィルス対策本部に連絡してください。
5.医療人として自覚を持った行動をしてください
新型コロナウイルス感染症は、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に一人一人の咳エチケットや手洗い、手指消毒などの地道な実施がとても重要です。また「3密を避けるポリシー」にあるように、少人数であってもカラオケや狭い空間での食事など感染リスクを高める行為は、医療人としての自覚を持ち、厳重に避けるようにお願いします。
付記: メディカルトピア草加病院新型コロナウィルス対策本部 (略称:ヒーカム: Headquarter of COVID19 management, HeCOM)
  

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