治療の流れ

最初の外来でなぜ体重が増えてしまったか、今後どのようにしたらいいかなどを話し合います。初回の診察では検査などは行わず、診察後にご自宅で今後のことについてゆっくり考えていただきます。
治療を希望する方は再度来院していただき、検査予約をしていただきます。
検査項目はやや多いですが、以下の項目を行います。

検査項目
☐ 採血(血算、生化、凝固、感染症、血ガス) ☐ 体脂肪率検査
☐ 胸腹部XP ☐ 腹部‐骨盤単純CT(体脂肪量測定)
☐ 心電図 ☐ 呼吸機能検査
☐ 心エコー ☐ 腹部エコー
☐ 頸動脈エコー ☐ 血管年齢検査
☐ 骨密度測定 ☐ 睡眠時無呼吸症候群の検査
☐ 胃カメラ ☐ 大腸カメラ(40歳以上)
☐ OGTT(糖尿病のない方のみ) ☐ 麻酔科診察
☐ 精神科受診(必要な時のみ) ☐ 術前オリエンテーション
上記の検査結果を説明後、手術日の相談させて頂きます。
入院期間は2-3週間で、通常の保険診療での入院となります。(術前1-2週間、術後約1週間)
術前
・超低カロリーダイエットを実践し、栄養士から食事内容の知識を習得します。
・1日2回、リハビリ室で運動を行います。
体重の5%減量を目指します。
・患者さんごとの症状や精神状態、生活状況を踏まえ、術前にチームカンファレンスを行います。
・手術の危険性が高いと判断される場合には、手術をキャンセルする場合もあります。
・入院前から禁酒・禁煙です。守れない場合は手術を受けられません。
術後
・手術当日、しっかりと覚醒してからすぐに歩いてもらいます。これは術後非常に大切です。高度肥満の方は下肢の
 静脈に血栓ができやすい状態です。もし血栓ができ、肺に血栓が飛んでしまうと肺塞栓症といい、致命的な合併症
 になってしまいます。そのため、術後すぐに歩行してもらいます。
・術翌日にガストログラフィンという薬を飲んでもらい、術後の胃の形を見る検査を行います。
・栄養士の指導の下、食事が開始となります。
・理学療法士の指導の下、リハビリが開始となります。
・糖尿病内科医の診察を受け、内科的な側面からも治療を開始します。
・コーディネーターと退院後の自宅での生活や不安について話し合います。
スリーブ状胃切除について
胃の大部分を切り取り、バナナ1本くらいの大きさにする手術です。腹部に5-15mm程度の孔を5ヶ所開け、腹腔鏡を用いて手術を行います。胃の容量が小さくなるとともに、食欲を増進させるホルモン(グレリン)の分泌が抑制されるため、少量の食事で満腹感を得られます。保険診療として行うことができる唯一の手術であり、わが国では約90%がこの術式です。

高橋医師がモニターを見ながら減量外科手術行っている様子

高橋医師がモニターを見ながら
減量外科手術行っている様子

手術の流れ

お腹に数ヶ所穴をあける

特殊な器具を使用して
切り取る部分を決める

決められた部分を
切り離し後縫合する

合併症について
・手術の死亡率0.2%とされています。日本でもよく行われている腹腔鏡下胆嚢摘出術よりも低い数値です。

・手術の合併症ですが最も重篤なものが、縫合不全1~2%です。これは小さい胃にもかかわらず、術後に食べ過ぎ
 てしまい
穴が開いてしまうことです。術後、数か月してから起こることもあります。 一度破れてしまうと、治り
 が悪く、半年以上の絶食入院や再手術が必要となる可能性があります。

・どんな手術にも起こりうることですが、術後出血という合併症もあります。可能性は低いですが、もし起こって
 しまった場合、内視鏡や手術が必要になることもあります。

・術後に胃食道逆流症を合併した場合、胃薬を飲み続ける必要があります。重症化した場合、再手術が必要となる
 ことがあります。

・その他に起こりうる合併症として、感染、肺炎、肺梗塞、心筋梗塞等があります。
ご予約は、専用ダイアルで承ります。

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