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嚥下障害のため経口摂取が不能な方に対する内視鏡的胃瘻増設術

PEG(ペグ)とは、内視鏡を使って「おなかに小さな口」を造る手術のことです。(図1)
(PEG=Percutaneous Endoscopic Gastrostomy : 経皮内視鏡的胃瘻造設術)
造られたおなかの口を「胃ろう」と言い、取り付けられた器具を「胃ろうカテーテル」と言います。口から食事のとれない方や、食べてもむせ込んで肺炎などを起こしやすい方に、直接胃に栄養を入れる長期栄養投与の方法です。鼻からのチューブなどに比べ、患者さんの苦痛や介護者の負担が少なく、喉などにチューブがないため、お口から食べるリハビリや言語訓練が行いやすいというメリットがあります。一度PEGを造設しても、ずっと入れておかなければならないことはなく、病状に応じてすぐに抜いて閉じることも可能です。

図1.胃ろう

胃ろうの造設方法には種々の種類(図2)がありますが、当院では下記のような長所をもち、感染や穿孔などが起こりにくく、より安全な治療手技であるボタン型バンパーでの胃ろう造設を行います。
手術時間は約20分程度で胃ろうを挿入してから退院まで、約1~2週間程度かかります。
退院後、問題がなければ6ヶ月に1回程度外来での交換をします。

図2.胃ろうの種類

<ボタン型バンパー>
長所
・耐久性が高く、交換時期がバルーン型より長い
・バルーンの水などの手入れがないため、管理しやすい
・カテーテルが抜けにくい
・チューブを取り外して洗うことができるので衛生的
・栄養投与時のみチューブを使うので邪魔にならない
・自己抜去を起こしにくい
短所
・指先でボタンが開閉しにくい場合がある


【適応疾患】
脳血管障害、痴呆などによる自発的な摂食不能・困難
神経筋疾患などによる嚥下不能・困難
頭部・顔面外傷による摂食不能・困難
咽喉頭、食道、噴門狭窄
食道穿孔
成分栄養療法を必要とするクローン病

ご予約は、専用ダイアルで承ります。

048-928-3112

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